日本語教師

日本語教師とは? 外国人に日本語を教える仕事

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日本語教師

一度は耳にしたことがある職業ではないかと思います。

インターネットサイトで求人が出されていたり、
専門雑誌などで紹介されていたりしているのを目にしたことがある方も多いでしょう。

僕自身もこの日本語教師として15年ほど働いてきました。

日本語教師というのは日本語を教えるために必要な知識を有し、
日本語を母国語としない人に日本語を教える「職業」です。

最近は来日する外国人の数が増えるにつれ、
「日本語をマスターすること」に必要性を感じる人も増えてきました。

日本語を学びたい外国人だけでなく、
彼らを雇っている企業側(受け入れ側)などもこれにあたります。

そういったニーズの中で日本語を母語とする日本人であれば、
誰でもある程度の日本語は教えることができますし、その機会も多くなっています。

誰でも「日本語教師」?

しかし、ここで強調しておきたいのは、

単に日本語を教える人が全て「日本語教師」と呼ばれるわけではない

ということです。

日本語教師とは、
一定の基準を満たした人にのみ当てはまる言葉なのです。

外国人の知り合いがいる方。
ご自身も彼らの言語を教えてもらったり、
逆に彼らに日本語の言葉を教えてあげたことがあるかと思います。

友達や知り合いから学ぶ。
ボランティアの方達から学ぶ。

有料、無料、エクスチェンジなど語学を学ぶ形態は今の時代様々です。

話を戻します。
では「日本語教師」と言われている人達はどのような人達なのかというと、
一般的には下記のいずれかの条件を満たした人たちのことを指します。

1.日本語を主専攻として大学を卒業した人

2.日本語学校などが行なっている日本語教師養成講座で420時間の講義を修了した人

3.日本語教育能力検定試験に合格した人

つまり、「日本語教師」として働こうと思っている人は、上記のどれかを満たしている必要があるわけです。

これが「単に日本語を教える人みんなが日本語教師ではない」と言った理由です。

日本語教師は資格が必要?

ただ、これらは各日本語教育機関や派遣会社、企業などが設けている条件の一般で、

これらを満たしていなければ日本語教師として働くことができないというわけではありません

*最近では日本語学校などの教育機関に、講師の経歴、所有資格などの情報を
日本語教育振興会へ提出するよう義務付けています

しかし、現状はほとんどの機関がこれらを条件として提示しているので、
事実上の「資格」として考えても良いと思います。

僕自身は時間的、金銭的な都合で働きながら独学で検定試験合格を目指し、
2度目で合格することができました。

日本語教師として働き始めたのは2003年のことです。

様々なバックグラウンド

では、実際に日本語教師として働いている方々は
どのように日本語教師になった方が多いのでしょうか。

これまで数校の日本語学校で多くの講師の方々にお会いしてきましたが、
一つめの「大学での日本語主専攻」という方は少なかったように思います。

・一旦社会に出た後、何かのきっかけで日本語を教えたいと思った方

 (渡航、外国人に日本語について聞かれたが答えられなかった…など)

・海外留学という経験を経て日本語を教えることに魅力を感じた方

・直接的に「手応え」が感じられる仕事への憧れを持った方

このように大学卒業後に日本語教師になりたいと思ったら、
必然的に条件にあげた二つめか三つめの方法になるということです。

どの方法で日本語教師に?

「日本語教師養成講座」では実践力を養うことができ、即戦力になりうるので、
時間とお金がある方は機関の選択を入念にした上で、通われるといいと思います。

養成講座を受講した機関での採用のチャンスもあり、就職率は高いのではないかと思います。

僕と同じ、時間とお金に余裕のないという方は「検定試験合格」を目指して頑張るのみです。

検定試験に関しては、別の記事で詳しくお話ししています。

僕自身の経験をお話しすると、
どんな世界でも言えることですが知識と実践は大きく違います。

ましてや、様々な国から来た外国人と対峙したときに、
知識やマニュアルはさほど役には立ちません。

検定試験の合格を日本語教師の入り口にしようと考えている方は、
何年かの間は現場で苦労することを覚悟しておいた方がいいでしょう。
それでも投げ出さず続けられるかを自問してみてから行動に移してみてください。

「日本語教師」という職業について少し分かっていただけましたでしょうか。

お一人でも多くの方にこの職業について知っていただき、興味を持っていただければ幸いです。

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