異文化コミュニケーション

数の理論と異文化コミュニケーションの関係

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

外国人との日本語によるコミュニケーション。

1対1だと、真摯にコミニケーションを取ろうと努力する日本人がほとんどです。

英語を必死に使ったり、
わかるまで何度も繰り返し説明したり、
理解できたかその都度確認を取りながら話を進めたり

職場などではよくある、10対1、という状況。

〈多数〉 対 〈少数〉と考えていただいて結構です。

こうなると急に「10」からは「1」が見えなくなり、
「10」中心に物事が進む、また進める事が多くなります。

日本企業で働く外国人材は「1」の環境に身を置く方がほとんど。

「10」の日本人側は全くの無意識、知らず知らず、気づいたらという認識なのですが、
「1」である外国人材の方にとっては大きなストレスとなります。

社内外のミーティング、
社内情報共有ツールでの文字媒体によるやりとり、
そして、たわいも無い雑談

外国人材の方々は圧倒的少数派。
このような環境では「日本人の日本語」でコトが進められがちに。

実際にその場に居合わせると、「おいおいおい」という高度な日本語が
普通に飛び交うのをこれまで何度となく見てきました。
大きくなると小さいほうを見えにくくさせる。

「数」にはそんながあるようです。

重ねて言いますが、「無意識にそうなってしまっている」んです。
しかし、それこそが問題なんだと思います。
無意識ということは意識していないわけです。
本来、大いに意識しなければならないことのはずなのに…

だからこそ、

意識的に「1」にも目を向けて欲しい。
「1」の立場に立って物事を考えてみてほしい。
「10」を優先させたとしても、「1」も大事にしてほしい。

『どう、大丈夫?』
『わかりにくくなかった?』
『今後ランチでも一緒にどう?』

そんなトーンの声がけでいいんです。
あくまできっかけと考えれば、それほど難しくは無いはずです。

是非忘れないでください。
彼らは一緒に働く大切な仲間であり、会社にとっても貴重な人材なのですから。

*【リモートワークに関する外国人材の苦労】については
      こちらの記事でも書いています。

コメントを残す

*